<日本のジェンダーギャップ指数120位の克服の為、是非ご入会下さい!>
女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)への入会のお誘い
JAICOWS会長 井野瀬久美惠 JAICOWS事務局長 海妻径子
甲南大学教授 岩手大学教授
日本学術会議女性会員の皆様には、益々ご活躍、ご清栄のこととお喜び申し上げます。
女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(Japanese Association for the Improvement of Conditions of Women Scientists, 略称JAICOWS)は、1994年第16期日本学術会議の折、210名の会員中女性が唯一人という状況のもとで、日本の女性科学研究者の環境改善に関する諸問題について取り組むために発足しました。2019年ご逝去された原ひろ子先生をはじめ多くの女性会員の方々が、この時以来学術会議の女性研究者拡大と環境改善に力を注がれ、現在学術会議の女性会員数は33%に至っております。学術会議の皆様のご尽力に感謝申し上げます。
JAICOWSの会員は、日本学術会議会員・連携会員、旧研究連絡委員会委員、特別委員等に任じられた女性からなり、ほぼ全ての学問分野にまたがる女性科学研究者による日本で唯一の会として注目され、活動を継続してきました。発足以来、学術分野における男女共同参画に向け、シンポジウムの開催、女性科学研究者の実態調査、各関係諸機関に対する要望書の提出、近年は非常勤講師の実態調査等の活動を行ってまいりました。日本学術会議の女性会員も18期は7名、19期は13名、20期には42名、24期には69名 (32.9%)と増加しており、連携会員の女性数も24期には542名(28.8%)と飛躍的に増大し、着実にその成果も出てきています。
しかし他方で、日本の女性科学研究者の環境・地位は、諸外国に比べても改善すべき余地を多く残しており、残念ながら年々後退し、ジェンダーギャップ指数は2020年現在153カ国中121位(政治144位)という状況です。またセクハラ、パワハラ、女性大学教員が未だ少ない大学や非常勤講師の不安定、科学研究費の縮小と女性の研究環境の貧困等が語られる中、女性研究者の環境改善はこれまで以上に求められております。このような中、私たち日本学術会議に関係する女性科学研究者の会、JAICOWSの努力もますます重要になってきています。
日本学術会議女性会員・連携会員の皆様には、このような趣旨を御賢察いただき、ぜひ本会にご入会いただき現在のジェンダー問題の課題解決、ジェンダーを巡る研究・社会環境、生活環境の改善に向け、ご協力ご活動いただきたく、ここにお願い申し上げます。
入会いただける方は、入会申込書を記入のうえ、以下、事務局にお送りください。また、年会費は5000円です。振り込みは、以下、
ゆうちょ銀行口座:00160-5-421146
店名019(ゼロイチキュウ)店、当座、口座番号0421146 にお願いいたします。
ぜひ皆様のお力をお借りできればありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)
■会計事務局
〒020-8550 岩手県盛岡市上田3-18-34 岩手大学人文社会科学部海妻径子研究室
Tel・Fax:019-621-6750(研究室直通) E-mail:kkaizuma@iwate-u.ac.jp