女性科学研究者の環境改善に関する懇談会 Japan Association for the Improvement of Conditions of Women Scientists

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入会のお誘い・会費納入

<日本のジェンダーギャップ指数120位の克服の為、是非ご入会下さい!>

女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)への入会のお誘い

 

JAICOWS会長 井野瀬久美惠           JAICOWS事務局長 海妻径子

甲南大学教授                          岩手大学教授

                        

                                

日本学術会議女性会員の皆様には、益々ご活躍、ご清栄のこととお喜び申し上げます。

 女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(Japanese Association for the Improvement of Conditions of Women Scientists, 略称JAICOWS)は、1994年第16期日本学術会議の折、210名の会員中女性が唯一人という状況のもとで、日本の女性科学研究者の環境改善に関する諸問題について取り組むために発足しました。2019年ご逝去された原ひろ子先生をはじめ多くの女性会員の方々が、この時以来学術会議の女性研究者拡大と環境改善に力を注がれ、現在学術会議の女性会員数は33%に至っております。学術会議の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

 JAICOWSの会員は、日本学術会議会員・連携会員、旧研究連絡委員会委員、特別委員等に任じられた女性からなり、ほぼ全ての学問分野にまたがる女性科学研究者による日本で唯一の会として注目され、活動を継続してきました。発足以来、学術分野における男女共同参画に向け、シンポジウムの開催、女性科学研究者の実態調査、各関係諸機関に対する要望書の提出、近年は非常勤講師の実態調査等の活動を行ってまいりました。日本学術会議の女性会員も18期は7名、19期は13名、20期には42名、24期には69名 (32.9%)と増加しており、連携会員の女性数も24期には542名(28.8%)と飛躍的に増大し、着実にその成果も出てきています。

 しかし他方で、日本の女性科学研究者の環境・地位は、諸外国に比べても改善すべき余地を多く残しており、残念ながら年々後退し、ジェンダーギャップ指数は2020年現在153カ国中121位(政治144位)という状況です。またセクハラ、パワハラ、女性大学教員が未だ少ない大学や非常勤講師の不安定、科学研究費の縮小と女性の研究環境の貧困等が語られる中、女性研究者の環境改善はこれまで以上に求められております。このような中、私たち日本学術会議に関係する女性科学研究者の会、JAICOWSの努力もますます重要になってきています。

 日本学術会議女性会員・連携会員の皆様には、このような趣旨を御賢察いただき、ぜひ本会にご入会いただき現在のジェンダー問題の課題解決、ジェンダーを巡る研究・社会環境、生活環境の改善に向け、ご協力ご活動いただきたく、ここにお願い申し上げます。

 入会いただける方は、入会申込書を記入のうえ、以下、事務局にお送りください。また、年会費は5000円です。振り込みは、以下、

ゆうちょ銀行口座:00160-5-421146

店名019(ゼロイチキュウ)店、当座、口座番号0421146 にお願いいたします。

ぜひ皆様のお力をお借りできればありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)

■会計事務局

〒020-8550 岩手県盛岡市上田3-18-34 岩手大学人文社会科学部海妻径子研究室

Tel・Fax:019-621-6750(研究室直通) E-mail:kkaizuma@iwate-u.ac.jp

 

シンポジウム

ここでは、JAICOWSの主催するシンポジウムや、ジェンダー関連の学会・シンポジウム等についてご案内します。

2020年度総会(2021年5月30日)

総会議事    :    15:00₋15:30 (オンライン)
研究会   :15:30₋17:30
ブックレット『非常勤講師はいま!』刊行記念公開講演会: 15 : 30 〜 17:30
・「コロナ下で、非常勤講師問題を考えることの重要性」
講師 羽場久美子(JAICOWS会長、青山学院大学名誉教授、神奈川大学教授)

・「統計分析の結果より」
講師 直井道子(JAICOWS理事、東京学芸大学名誉教授)

・「自由回答の分析結果より」
講師 袖井孝子(JAICOWS理事、お茶の水女子大学名誉教授)

2020年7月2日(木)1時20分から2時50分 (オンライン)

研究会:「国際社会の中の、日本のジェンダー問題」(1時20分―2時50分)
伊藤美千穂先生(京都大学・JAICOWS新役員・日本学術会議連携会員)
「京都大学におけるジェンダー問題」
海妻径子先生(岩手大学・JAICOWS新役員・日本学術会議連携会員)
「文化・教育政策の民営化・モジュール化とジェンダー」
役員会2(11月15日)
役員会3(2021年4月4日)コロナ禍のため2月から延期
役員会4(2021年5月23日)総会(2021年5月30日)

2019年度総会(2020年2月9日) 役員会12時・総会1時・研究会2時―5時 

研究会:「オリンピックとジェンダー」(2時―5時)

司 会:田原淳子(JAICOWS事務局長 国士舘大学教授)
登壇者:跡見順子(東京大学名誉教授)
「自分の体を俯瞰する身心一体科学」
庄司信明(元朝日新聞スポーツ担当記者)
「オリンピック・スポーツとジェンダーを考える」
コメンテーター:国枝たか子・袖井孝子
役員会1(2020年6月27日)

 

JAICOWS研究会開催のご案内】

2019年7月11日(木)13:20-14:50

会場:青山学院大学17号館本多国際会議場

講師:上野千鶴子(東京大学名誉教授)

テーマ:ジェンダー研究の現状と課題(TBA)

JAICOWS研究会と学生さんの啓蒙とのジョイントの試みです。皆様ぜひ奮ってご参加ください。

―――――過去に開催された各種イベント等のご紹介―――――

【2019年総会・シンポジウム・研究会】
日 時:2019年1月27日(日)
13 :00~13 :45 総会
14 :00 ~17 :00 シンポジウム
会 場:青山学 院大学 総研ビル12 階 大会議室

テーマと講師:
① 緊急!非常勤講師に関するアンケート調査報告
渋谷淳一(東京福祉大学専任講師)
② 非常勤講師組合から、非常勤講師の現状と課題
衣川清子(首都圏大学非常勤講師組合 書記次長、法政大学非常勤講師)
③ 性犯罪規定改正後の性被害の状況―性被害救済センターの調査から
宮園久栄(東洋学園大学人間科学部教授)


【2018年総会・シンポジウム・研究会】
日 時:2018 年1 月27 日(土)
場 所:青山学院大学8 号館4 階会議室
テーマと講師:
・「ダイバーシティとは何か?-女性研究者支援との関わりで-」江原由美子先生(横浜国立大学)
・「グローバル化時代の先進国女性の貧困(日本社会の底辺を支える女性)」羽場久美子会長(青山学院大学)


【日本学術会議ジェンダー関係シンポジウム2018年】
1)「セクシャルハラスメントを巡る法政策の現状と課題ーハラスメント根絶に向けて-」
日   時:2018 年9 月3 日(月)13:00〜18:00
場   所:日本学術会議講堂
主   催:日本学術会議  法学委員会ジェンダー法分科会
共   催:ジェンダー法学会、日本スポーツとジェンダー学会、奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター、
ジェンダー視点に立つ『新しい世界史』の構想と『市民教養』としての構築・発信 研究代表者:三成美保 」
後   援:日本ジェンダー学会、ジェンダー史学会
2)「ドイツのハルツ改革が労働法・社会保障法に与えた影響」
日   時:  2018 年9 月14 日(金)
場   所:  日本学術会議講堂
主   催:  日本学術会議  第一法学委員会「セーフティ・ネットのあり方を考える」分科会
共   催:  科学研究費基盤研究(S)「雇用の持続可能性とパラダイム転換」(研究代表者:和田肇)
基調講演(逐語通訳付き)
ライムント・ヴァルターマン(ドイツ・ボン大学法学部教授)
討論者    和田  肇  (名古屋大学大学院法学研究科教授)
廣瀬真理子(東海大学教養学部教授)


【2017年総会・シンポジウム・研究会】
・第1 回研究会
日 時:2017 年5 月9 日(火)19:00~20:00
場 所:青山学院大学 総研ビル10 階 第18 会議室
テーマと講師:「格差・貧困をどう捉えるか -ジェンダーの視点から-」大沢真理先生(東京大学)
・第2 回研究会
日 時:2017 年11 月26 日(日)14:00~17:00
場 所:青山学院大学 総研ビル10 階 第17 会議室
テーマと講師:「女性内の階層性を考える」白波瀬佐和子先生(東京大学)
「高齢化社会の予防医学-老化と健康-」湯村和子先生(国際医療福祉大学病院予防医学センター)


【日本学術会議ジェンダー関連の活動への参画】

1)シンポジウム「学術の再生産が危ない!」
主 催:日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会
日 時:2017年9 月18 日(月)13:00~16:30
場 所:青山学院大学 総研ビル12 階 大会議室
講師とテーマ:
河野銀子(山形大学)「女性研究者はどこにいるのか」
宮浦千里(東京農工大学)「科学技術分野の研究支援人材等んきかかわる課題」
羽場久美子(青山学院大学・JAICOWS 会長として参加)「女性研究者の貧困をどう解決するか?-博士号取得者・非常勤講師」
廣森直子(青森県立保健大学)「非正規化の進む図書館職場d専門性は保てるか」
清末愛砂(室蘭工業大学大学院)「女性研究者支援事業は誰のためにあるのか」

2)シンポジウム「ジェンダー平等政策の今を問う」
主 催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会・同社会学委員会ジェンダー政策分科会
日 時:2017年9 月23 日(土)13:00~17:00
場 所:学習院大学 目白キャンパス 西2 号館301 教室
登 壇:廣瀬真理子(東海大学)「高齢者介護政策とジェンダー平等」
浅倉むつ子(早稲田大学)「『働き方改革』とジェンダー平等」

日時:2017年1月21日(土)14:00-17:00
「イスラーム女性と国際スポーツ ~ヴェールをめぐる葛藤と共存性」荒井啓子(学習院女子大学教授)
「若手研究者養成における課題:ジェンダー差別と「しかたない」論理の再生産福永真由美(東京大学准教授)
会場:青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル 10階 第18会議室(東京都渋谷区渋谷4-4-25)http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html


【日本学術会議公開シンポジウム】

テーマ: LGBTIの権利保障 -雇用と労働-
開催日時: 2016年12月11日(日) 13:00~17:30
開催場所: 日本学術会議講堂(事前予約不要・入場無料)
開催案内: http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/230-s-1-10.pdf

開催趣旨:LGBTIに関する権利保障は、親密関係・教育・労働の三位一体で進められなければならない。雇用・労働をめぐっては、職場でカミングアウトできないため、問題が隠されたままになることが多い。しかし、求職や職場環境等での深刻な人権侵害のケースが報告されている。「個人の尊重」(憲法13 条)に基づき、性的指向・性自認・性に関わる特徴にかかわらず、すべての個人が能力を発揮できる制度や環境を整える必要がある。

プログラム:
13:00~13:05 開会挨拶 三成 美保(日本学術会議第一部会員、奈良女子大学副学長)
13:05~13:30 報告1 「LGBTIの権利保障と労働法―総論」
名古 道功(日本学術会議連携会員、金沢大学人間社会学域法学類教授)
13:30~13:55 報告2 「性的指向・性自認に関する問題と労働法政策の課題」
内藤 忍(労働政策研究・研修機構副主任研究員)
13:55~14:20 報告3「LGBTが働きやすい職場づくりへ向けた企業の取り組み」
村木 真紀(NPO法人虹色ダイバーシティ代表)
14:30~14:55 報告4 「LGBTIの雇用と労働ーILOの政策を中心に」
木村 愛子(NPO法人ILO活動推進日本協議会[日本ILO協議会]理事長、国際人間環境研究所所長)
14:55~15:20 報告5「LGBTが職場で直面している困難の法的解決に向けて」永野 靖(東京弁護士会、LGBT法連合会)
15:20~15:35 コメント1「企業の先進的取り組み」 柳沢 正和(ドイツ証券)15:35~15:50 コメント2「LGBT若者の就活支援」 薬師 実芳(NPO法人ReBit代表)
16:00~17:25 総合討論
(司会)榊原 富士子(日本学術会議連携会員、東京弁護士会)
國分 典子(日本学術会議連携会員、名古屋大学大学院法学研究科教授)
17:25~17:30 閉会挨拶 二宮 周平(日本学術会議連携会員、立命館大学法学部教授)
総合司会 長 志珠絵(日本学術会議連携会員、神戸大学大学院国際文化学研究科教授)


JAICOWS研究会開催のご案内】

テーマ: 「においは薬になりますか?」 「男女共同参画、京都の場合」

講師: 伊藤美千穂先生(京都大学大学院、薬学)

開催日時: 2016年4月19日(火)19:00~20:00 [予定]

開催場所: 青山学院大学 青山キャンパス 15号館13階 エグゼクティブ・ミーティング・ルーム

前回の研究会・総会とは別の建物になります。

アクセスマップ: http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html

キャンパスマップ: http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html

 

年度始めのお忙しい時期かとは思いますが、ぜひご参加くださいますようご案内いたします。


【日本学術会議シンポジウム開催のご案内】

テーマ: 家族のあり方を改めて考える--最高裁大法廷判決から―

開催日時: 2016年2月22日(月)18:30~20:30

開催場所: 学習院大学 目白キャンパス 中央教育研究棟301教室

http://www.unive.gakushuin.ac.jp/mejiro.html

主催: 日本学術会議第1部法学委員会ジェンダー法分科会、

日本学術会議第1部社会学委員会ジェンダー研究分科会

申込: 参加無料、事前申込不要

[プログラム]

あいさつ・趣旨説明:後藤弘子(千葉大学教授・第1部会員)

第1報告 「夫婦別姓最高裁判決について」大谷美紀子(弁護士)

第2報告 「家族法の立場から」二宮周平(立命館大学教授・連携会員)

第3報告 「憲法の立場から」武田万里子(津田塾大学教授・連携会員)

第4報告 「社会学の立場から」上野千鶴子(立命館大学特別招聘教授・連携会員)

討論・コーディネーター 遠藤薫(学習院大学教授・第1部会員)

まとめ 後藤弘子


JAICOWS公開講演会のご案内】

テーマ: 「家族と憲法――2015年12月16日最高裁判決をめぐって」

講師: 辻村みよ子先生 (明治大学教授)

「オランダの女性と就労をめぐる課題」

講師: 廣瀬真理子先生(東海大学教授)

開催日時: 2016年1月9日(土)14:30~17:00

開催場所: 青山学院大学 青山キャンパス 総研ビルディング10階 第17会議室

アクセスマップ: http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/access.html

キャンパスマップ: http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html


NSFJST サイエンスアゴラ2015参画企画

日米フォーラム『女性参画拡大を科学する』

テーマ: 「女性参画拡大を科学する ~科学技術における多様な人材の参加~」

開催日: 2015年11月13日(金) 10:30~13:00

開催場所: 日本科学未来館 7階 未来館ホール

・新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分

・東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅 」下車、徒歩約15分

参 加: 無料 ⇒ 参加登録URL: https://form.jst.go.jp/enquetes/STEM

主 催: 科学技術振興機構(JST)、米国国立科学財団(NSF)

内 容: 講演と討論 (日英同時通訳あり)

登壇者:  Kellina Craig-Henderson, Ph.D.  NSF 社会科学局 副局長

Cheryl Kaiser, Ph.D.  ワシントン大学心理学准教授

Chad Forbes, Ph.D.  デラウェア大学社会心理学助教

青木 玲子 九州大学 理事・副学長(国際、知的財産、男女共同参画担当)

矢尾 育子 浜松医科大学 メディカルフォトニクス研究センター准教授

高橋 修一郎 株式会社リバネス 代表取締役社長 COO

大野 由夏 北海道大学 経済学部教授

甲田 彰 JST 理事

渡辺 美代子 JST 副理事(ダイバーシティ推進室長)

※ 詳しくは下記企画webサイトをご覧下さい。

女性参画拡大を科学する 企画ページ:  http://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/ab_10


静岡大学「未来を開く明日への懸け橋   レインボープラン」男女共同参画シンポジウム

地域連携による女性研究者支援

 

開催日: 2015年11月12日(木) 13:30~16:30

開催場所: 静岡大学 大学会館大ホール(静岡キャンパス)

JR静岡駅 北口バスターミナルよりバスにて約25分

( http://shizuoka.ac.jp.p-view.net/access/index.html )

主 催: 静岡大学

参加費: 無料

一時保育: 無料(申込み:11月6日(金)まで)

■プログラム:

13:30 – 13:40  開会挨拶 伊東幸宏(静岡大学長)

13:40 – 14:30  基調講演「IBMの経営とダイバーシティ−」

講師 / 橋本孝之氏(日本IBM株式会社 副会長)

14:40 – 14:55   しずおか優秀若手女性研究者表彰 表彰式

14:55 – 15:55   「未来を拓く明日への懸け橋 レインボープラン」

プログラム成果報告 / 連携機関の発表

15:55 – 16:10   ショートリポート

・研究支援員制度利用者による報告

糸川紅子氏(静岡県立大学看護学部講師)

・連携研究支援制度利用者による報告

本橋令子氏(静岡大学学術院農学領域教授)

16:10 – 16:25   今後の展望と取組み

澤渡千枝(静岡大学副学長(男女共同参画担当)・男 女共同参画推進室長)

16:25 – 16:30  閉会挨拶 前田千尋(静岡大学理事・事務局長)


【日本学術会議公開シンポジウムのご案内】

テーマ: 「均等法は白鳥になれたのか — 男女平等の戦後労働法制から展望する」

主 催: 日本学術会議 社会学委員会・ジェンダー研究分科会

開催日: 2015年10月25日(日) 13:30~17:00

開催場所: 日本学術会議 講堂

・東京メトロ(千代田線)「乃木坂駅」5番出口

http://www.scj.go.jp/ja/other/info.html

控えめな立法だった1985年均等法から1997年の改正強化により、同法は「みにくいアヒルの子から白鳥になった」とも称された。

しかしこんにち、大多数の女性は、均等待遇とは無縁に非正規・パート・派遣などとして働 いており、女性の貧困、子どもの貧困が

憂慮 されている。

2015年8月に女性活躍推進法が制定されたことは、均等法体制をどのように変えるのだろうか。

 

  • コーディネータ: 大沢 真理(日本学術会議連携会員、東京大学教授)
  • 開会挨拶: 遠藤 薫(日本学術会議第一部会員、ジェンダー研究分科会 委員長、学習院大学教授)
  • 報告:

1 上野 千鶴子(日本学術会議連携会員、立命館大学特別招聘教授)

2 中野 麻美(弁護士、フォーラム・「女性と労働21」共同代表、派遣労働者ネットワーク理事長)

3 小林 洋子(厚生労働省 雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長)

  • コメンテータ:

村尾 祐美子(東洋大学准教授)

松田 康子(情報労連、労働政策審議会雇用均等分科会前委 員)

  • 総括

コメメント:

小宮山 洋子(小宮山洋子政策研究会、元厚生労働大臣)

ポスター http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/214-s-1-2.pdf

役員会・連絡先

<役員会> (2021年6月1日より)

役員

<会長> 井野瀬久美惠

<副会長> 小浜正子

<会計・事務局長> 海妻径子

<役員>

伊藤美千穂

内藤忍

廣瀬真理子

新入会員:井野瀬久美恵、内藤忍

――――――――――――――――――――――――――

(2021年5月30日総会で改選)

<会長>    羽場 久美子

<事務局長>  海妻 径子

<幹事>    浅倉 むつ子

<ニューズレター> 直井 道子、伊藤美千穂

<理事>

伊藤美千穂

岩井 宜子

海妻径子

国枝 たか子

栗田禎子

袖井 孝子

小浜正子

直井道子

羽場久美子

廣瀬眞理子

 

・女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)
■事務局
〒020-8550 岩手県盛岡市上田3−18−34 岩手大学人文社会科学部海妻径子研究室
Tel・Fax:019-621-6750(研究室直通)
E-mail:kkaizuma@iwate-u.ac.jp

会費の振り込みは以下にお願いいたします。
ゆうちょ銀行口座:00160-5-421146 店名019(ゼロイチキュウ)店、当座、

口座番号0421146

(※ 迷惑メール対策のため「@」を全角にしてあります。「@」を半角に入力しなおしてください。)

書籍・出版物

皆さん、大学の非常勤講師を知っていますか?  

私たちJAICOWS(女性科学研究者の環境改善に関する懇談会)は、この度、「非常勤講師はいま!―コロナ禍をこえて」を出版しました!

皆さんが大学で教わる先生たちはみな同じに見えます。しかしそこには二種類の教師がいます。専任と非常勤です。教わる側はわかりませんが、専任の給与に比べ、非常勤の給与は、専任教員の10分の1から5分の1です。そこには明らかに目に見えない格差が存在しています。企業で言えばブラックですが、大学教師の肩書がそれを覆い隠しています。また大学では非常勤講師の方が専任教授より多く、その過半数は女性です!

ここ20-30年、ほとんど給与に変化はありません。多くは大学院卒、修士号や博士号を持つエリートでありながら雇用も大変不安定です。

本書は、首都圏・関西の非常勤講師組合にも協力いただきながら、全国の非常勤講師にアンケートを取り、その赤裸々な実態と切々たる声を反映し、雇止めや、コロナ禍での叫びを描いたブックレットです。

2018₋20年、非常勤講師を2つの波が襲いました。1つは2012年に採択された労働契約法の改正の施行により、「5年以上非常勤職にある人は無期雇用に移行できる」という法律が実行される直前の2017年末から2018年春に、多くの大学で非常勤の雇止めが起こったことです。今1つは2020年のコロナ禍です。雇止めは法的には違法である為、1000人近い非常勤を雇止めにした大学には、違法判決がおりましたが、現実には多くの大学で、秘かに個別に5年以前に雇止めがなされるようになりました。訴え運動した非常勤の人々は無期雇用に転換できましたが、無期雇用になっても賃金の低さと雇用の不安定さは変わりません。他方、個別に雇止めの通告を受けた人は泣き寝入りするばかりです。

もう一つはコロナ禍です。2020年のコロナ禍の下、専任教員や学生には与えられたオンライン機器の補助金は非常勤には与えられないケースが多く、オンライン機器を自費で買い、オンライン授業準備のため大幅な無給奉仕を強いられました。

こうした非常勤講師の実態に対し、JAICOWS はアンケートを行い、首相、文部科学省や大学協会、メディアに「要望書」を提出しました。そこでは非常勤講師の賃金改善、教育環境改善、科研費応募の権利や、研究所研究員の肩書の付与、オンライン化に伴う機器の負担、差別やハラスメントに対する外部中立機関による不服申立制度(オンブズマン制度)の確立、奨学金返済の延期や免除など10項目を要求しています。是非本書を読み、非常勤講師の環境改善にあなたもご協力ください。要望書は、JAICOWSホームページにもアップしています。http://side.parallel.jp/jaicows/

本書を希望される方は、JAICOWS事務局 〒020-8550 岩手県盛岡市上田3−18−34 岩手大学人文社会科学部海妻径子研究室E-mail:kkaizuma@iwate-u.ac.jp に、お名前、住所、電話番号、部数を書いてお申し込みください。1部500円です。振り込みは以下にお願い致します。ゆうちょ銀行口座:00160-5-421146 店名019(ゼロイチキュウ)店、当座、口座番号0421146 JAICOWS ぜひ皆さんの力で非常勤講師の環境改善を行えればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

女性研究者に関する書籍

以下の書籍が寄贈されましたので、皆様にご案内させていただきます。大変タイムリーな、また読みやすい優れた書籍です。

山下泰子・矢澤澄子監修、国際女性の地位協会編『男女平等はどこまで進んだかー女性差別撤廃条約から考える』岩波ジュニア新書、2018年.

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日本学術会議

日本学術会議のウェブサイト

http://www.scj.go.jp/

リンク集

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科研費ホームページ

内閣府男女共同参画局

総合科学技術会議

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日本科学者会議女性研究者技術者委員会

日本鉄鋼協会・日本金属学会男女共同参画委員会

Women’s Caucus, ISA(International Studies Association)  

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第41号(2020年7月30日発行)

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第35号(2017年8月9日 発行)

第34号(2016年12月19日 発行)

第33号(2016年1月31日 発行)

第32号(2015年7月31日 発行)

第31号(2014年12月26日 発行)

第30号(2014年8月6日 発行)

第29号(2013年11月12日 発行)

第28号(2013年3月31日 発行)

第27号(2012年9月3日 発行)

第26号(2011年10月25日 発行)

第25号(2010年9月22日 発行)

第24号(2010年3月5日 発行)

第23号(2009年8月20日 発行)

第22号(2009年3月10日 発行)

第21号(2008年8月1日 発行)

第20号(2008年3月3日 発行)

第19号(2007年9月14日 発行)

第18号(2007年3月9日 発行)

第17号(2006年10月3日 発行)

第16号(2006年2月22日 発行)

第15号(2005年3月14日 発行)

第14号(2004年6月25日 発行)

第13号(2004年2月18日 発行)

第12号(2003年11月13日 発行)

第11号(2003年5月7日 発行

第10号(2003年3月15日 発行)

第9号(2002年12月10日 発行)

第8号(2002年2月28日 発行)

第7号(2001年6月30日 発行)

第6号(2000年12月31日 発行)

第5号(2000年3月31日 発行)

第4号(1999年3月31日 発行)

第3号(1997年11月15日 発行)

第2号(1996年10月15日 発行)

第1号(1995年9月15日 発行)

2019 年、過去・現在・未来における JAICOWS の活動に向けて

 JAICOWS の創設者のひとりでいらした前会長(現顧問)の原ひろ子先生のメッセージにありますよう に、JAICOWS 設立のきっかけおよび名前の由来は、今から 24 年 7 か月前、1994 年(平成 6 年)5 月に 開催された日本学術会議第 15 期第 118 回総会において、「女性科学研究者の環境改善の緊急性について(声 明)」が採択され、女性研究者の重要性が指摘され、それが当時の新聞にも報道されたことによるものです。

しかし 15 期には 4 人いた女性会員が、16 期には島田淳子先生お一人になられる中、13 期から 15 期に 会員でいらした一番ヶ瀬先生が文化人類学研連委員原ひろ子先生にお声がけされ、JAICOWS を結成し、 会員の島田先生をサポートし、「長期的に日本学術会議、ひいては日本社会全体における女性研究者の地位 向上に尽力しましょう」という観点から、24 年前の 1995 年 1 月 5 日に設立総会が開催され、以後日本学 術会議の前・現会員と研連委員(現在の連携会員)有志で JAICOWS が発足しました。(JAICOWS とは、 女性科学研究者の環境改善に関する懇談会 Japan Association for the Improvement of Conditions of Women の略語です)

以後、JAICOWS は、多くの場合、総会を 1 月、研究会やシンポジウムなどを 5 月、ないし秋など年 2回から 3 回の会合を積み重ね、女子トイレのない日本学術会議にトイレを設置するところから始まり、女 性研究者の環境改善に向けて多くのシンポジウムを開催し、書籍刊行を行ってきました。その代表的なも のに、『女性科学研究者の可能性を探る』JAICOWS 編、ドメス出版、1996、『男女共同参画社会:キーワ ードはジェンダー』学術会議叢書 3 日本学術協力財団、2001、『ジェンダー問題と学術研究』原ひろ子ほか、 ドメス出版、2004 などがあります。

この 10 年間で男女共同参画の活動も発展し、会員・連携会員の数は段階的に年を追って増え、2017 年10 月からの日本学術会議第 24 期では、会員 206 名中女性会員 68 名 33.0%、連携会員 1879 名中女性連携 会員 541 名、28.7%、総計 609 名と飛躍的発展を遂げました。さらに会長・副会長 4 名のうち 2 人が女性 と、政策決定においても重要な役割を果たしています。学術会議の女性会員・連携会員各氏のご尽力、各 部署の方々のご活躍に、心から感謝を申し上げます。

他方で、世界における日本社会の男女平等度の評価基準とされる世界経済フォーラム(WEF)の「ジェ ンダー・ギャップ指数」を見ると、その低さのみならず、年々順位が下がっていっている現状に唖然とせ ざるを得ません。

日本の「ジェンダー・ギャップ指数」は、2015 年 101 位、2016 年 111 位、2017 年 144 か国中 114 位 と毎年順位を落としています。後ろにはあと 30 か国しか存在しません(内閣男女共同参画局、共同参画2018 年 1 月)。この調子で 2 年に 13 ずつ順位を落とすと、6 年でボトムに達します。

WEF のジェンダー・ギャップ指数は経済、教育、政治、健康の 4 分野で分析しランク化しています。日 本は健康が 1 位、教育の識字率も 1 位にもかかわらず高等教育の進学率が 101 位。政治は 123 位と前年比20 位も下がりボトムに近い状況です。 経済は 114 位とやはり専門職が少なく、依然政治経済が最下位に 近く全体を引き下げています。政治経済における女性の地位と環境の大幅な改善が求められます。

アイスランド、ノルウェー、フィンランドがトップ 3 を占めている背景には、教育、健康とともに、国 会・地方議員へ 4 割~5 割の進出度、経済分野における専門職登用や福祉の充実などがあげられ、それらが 安定的な世界トップを誇る原因であるといえます。

しかし学術会議や官公庁などのレベルでは今や 2020 年までに管理職の女性割合を 3 割にするという目標 がほぼ達成されつつあるものの、2018 年の総選挙の結果、安倍内閣における女性閣僚は 20 名中 1 名、国 会議員における女性の数は、2017 年で 47 名、ようやく 10.1%であり、欧州 3~4 割台にははるかに及びま せん。何が女性の政治経済進出を妨げているのでしょうか。パワハラ、セクハラも日常的で、男性のハラ スメントを擁護する文化もなかなかなくなりません。

過去のデータを見ると平成 12 年 7 月で衆議院定数 480 名中女性は 35 名(7.3%)、平成 13 年 8 月で参議 院定数247名中女性は38名(15.4%) です。衆議院ではそれ以前、実に50年間にわたり1~2%台を推移し てきました。女性が議員になれない背景には議員立候補の際の拠出金の多さや、当選時ではなく立候補時に職をやめねばならない、夜の接待や地方回りなど、女性に限らず一般市民が出にくい構図、世襲議員に 有利な現行制度があり容易に改革は行われません。これらを変えない限り新興国・後発国にも追い越され ていく日本政治の古さと大きく関連しているといえます。

 他方でボトムにおける女性も、『学術の動向』(2018.11)に書いたように、年収 200 万円以下の多くが女 性であり、子供を抱えるシングルマザーの 6 割が月収 10 万円未満、大学院卒・博士号取得者の 25%以上、 大学非常勤講師の 68%が 200 万円以下、56%が 150 万円以下、うち女性の占める割合は非常勤講師(アン ケート)では 54%(緊急!非常勤講師アンケート結果)という数字が出ています。

課題は山積みですが、学術会議における会員 68 名、連携会員 541 名とも連携しながら、女性研究者の環 境改善に関する地道な活動を、皆様とともに継続していきたいと考えております。

2019 年 1 月の総会では、ニューズレターにありますように、大学教員の過半数を占める大学の非常勤講 師の大変な実態、2018 年に世界でも問題となった性暴力対策の法制化などについて、現状と改革の方向性 を報告していただきます。国連の SDGs(誰一人取り残されない)に倣い、地道な改善活動を社会のため に、女性研究者のために、積み重ねていきたいと存じます。

皆様のご協力を是非よろしくお願いいたします。

羽場久美子

「緊急! 非常勤講師アンケート」の分析についてのご報告と展望

 2017 年末から 2018 年にかけて、非常勤講師のアンケートを、 JAICOWS と日本学術会議、首都圏大学 非常勤講師組合、関西圏大学非常勤講師組合のご協力によってほぼ 3 か月で 700 名余の方々から実施して いただくことができました。2018 年 6 月のニューズレターで、簡単に概要のみ報告させていただきました。

現在女性の補助研究職が大変な状況になっていることは、2018 年 11 月の『学術の動向』にも、「『学術 支援研究職』の現状と課題―ジェンダー視点からの検討―」として、海妻径子・大沢真理、河野銀子、宮 浦千里、羽場久美子、廣森直子、清末愛砂らが執筆しているので、是非お読みください(特に河野銀子「女 性研究者はどこにいるのか―アカデミアのジェンダー構造を探る―」。羽場久美子「女性研究者の貧困をど う解決するのか?―博士号取得者、非常勤講師―」)。

今後も、アンケート結果の性別、年齢層別、専門分野別などの分析をできる限り進めたいと考えており ます。また、その結果をも踏まえつつ、専門・教授職、学長・管理職等への女性研究者の増大、女性研究 者の環境改善、また非常勤講師を含む非常勤女性研究者の環境改善や、若手研究者の研究条件改善に取り 組んでまいりたいと存じます。

先人の方々の叡智とご尽力に倣い、女性研究者の置かれている状況の調査、報告、改善を、シンポジウ ムや、アンケート、またその成果を、新聞記事による報道や、ブックレット、一般書の刊行などにより、 公表、政策化していきたいと考えております。また広く、女性研究者および非常勤研究者の研究条件の改 善を促していきたいと考えております。

会員の皆様からのご要望、ご意見もぜひお寄せいただきたく、総会や研究会、シンポジウムへのご出席 を、どうぞよろしくお願いいたします。

羽場久美子

「非常勤講師の環境改善に関するアンケート調査」報告

多くのみなさまのアンケートへのご協力ありがとうございます。ただいま、2019年1月に向けデータを精査し、結果を検討しております。

現在は単純集計されたものがご覧になれます。


調査名称:「非常勤講師の環境改善に関するアンケート調査」 調査主体:女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS) 調査機関:2017年12月1日~2018年4月1日 調査法:インターネット調査(回答は WEB、郵送、FAX)


単純集計結果(PDFファイル)

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